酒との出会い
しょうゆうの下宿には、歓迎会がありました。
明日が入学式という日。
その年の下宿の新入生は、しょうゆうともう一人のA君。
メンバーは、先輩が4、5人。
それと
下宿のオヤジさんと弟さんで飲み会。
それまで、全く「酒」ってものは飲んだことがなかったしょうゆう・・・
最初の印象・・・「まずい」・・・
下宿のオヤジさん
「うちの下宿の伝統は、新入生は吐くまで飲むこと」
「限界を知ることは大事だよ」
「吐く度に強くなるんだよ」
なんかそんなこと言ってたような・・・
一杯では、吐かないしょうゆう・・・
2杯でも
三杯でも・・・
何杯飲んだのだろう・・・
突然Aくんが・・・
「もう飲めない!」叫ぶと外に飛び出していく。
しばらくたっても戻らないもんで
心配になった先輩たちが捜索に・・・
その間、しょうゆうはオヤジさんと差しで飲んでいたような・・・
どれくらいたったのだろう。
先輩たちがA君を連れて帰宅。
「こいつ、大学の門のとこまで逃げたんだぜ」
それから、先輩たちが飲みなおし・・・
しょうゆうも、つきあったと思う・・・
それからの記憶がとんでいて・・・
自分で動くことができないけど、意識だけはしっかりしたしょうゆう。
先輩二人に運ばれるしょうゆう・・・
自分で立とうというより、このまま運んでもらおうって感じ・・・
先輩の話し声
「これだけ飲んで吐かない奴、珍しいな」
(なんか気持ち悪いような気がするけど吐けないよー)
入学式当日の明け方の4時頃・・・
布団の上で、吐きまくるしょうゆう・・・
あの独特の臭い・・・
その臭いでまた吐きたくなる・・・
人生初めて酒を飲み
二日酔いで入学式・・・
しょうゆうの、酒との出会いのお話でした。
関連記事